いよいよ後編として締め括ります。（長いことすみません）

お客様は千差万別なので、千差万別の対応をしたいけれど、統制が崩れてしまいます。
会社やお客様を守るための規制が厳しくなれば、今まで出来たことが出来なくなり、その都度お断りすることが辛くなって来ました。
臨機応変のつもりでつい個人プレーをやってしまい、自分が大きな組織の中で働くのはかえって迷惑をかけてしまうのではないかと思うようになり、どんどん苦しくなって来ました。

そしてとうとう、いずれにしてもリタイヤ後は漠然とカフェとか民泊とか何かやりたいという夢があったので、定年を待たずに行動することにしました。

模索しているうちに、起業家を応援する「創業手帳」という無料で配布される冊子に出逢い、会員登録しました。

そこで取り上げられていた、ブルーベリー観光農園で成功されている、愛知県岡崎市の「ブルーベリーファームおかざき」のオーナー畔柳（くろやなぎ）氏を知り、さっそく著書を取り寄せました。
そして、その本を読み終えるや否や、「自分もやってみたい！」と即決で家族にも報告しました。

タイミング良く、畔柳氏の「成幸するブルーベリー農園講座」がオンラインで申し込めるというので、これもすぐ申し込んで半年間のセミナーを受講しました。

会社には、一番最初に社長に自分の思いを伝えましたが、応援して下さるお返事をいただけて涙が出るほど嬉しかったです。

その後もお世話になった上司やお仲間に退職の意思を伝え、皆さんに温かいお言葉をいただき、2022年３月末を以て退職することになりました。

有休消化のお陰で、2月からのひと月はオンラインで学んだ事業計画書作成に集中することが出来ました。

ただ、この事業を始めるにあたっては、農地を借りるために「新規就農者」の資格が必要となります。

この後は、「新規就農への道」というカテゴリーで、その奮闘振りをお伝えしていこうかと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします。