藤沢ブルーベリーファームで７５日の研修を終えた後は、就農する農地を探しながら『営農計画書』を提出します。
それをもとに、寒川町・JAさがみ・農業委員会等で構成された面談会に出席し、審査を受けます。

この『営農計画書』を作成するにあたっても、セミナーで勉強して作成した創業計画書をふんだんに利用しました。
フォーマットは決まっているものの、農業アカデミーの添削を受けながら、18ページにも及ぶ計画書を作りました。

審査当日は、関係者にズラっと囲まれ、まるで裁判を受けるかのような雰囲気でとても緊張しました。
それでも、何度も計画書を作り直したお陰で、飛び交う質問に対してもパニックにならずに、情熱だけは伝えられたかなと手応えを感じました。

質問だけでなく、「横浜から通うのは大変だよ」
「あなたの希望エリアは、治安が良さそうで良くないから気を付けるように」
など、有難いアドバイスをいただき…

最後に「満場一致で承認いたします。」という言葉を聞いた時は夢を見ているようでした。
思わず立ち上がって、「ありがとうございます！」とお1人お1人にペコペコお辞儀していたことを思い出します。

いよいよ、新規就農者のお仲間に入れていただき、農地もお借りできる資格をいただけましたが、
次の難題は…そう、資金です。

当時は、新規就農の資格を取り農地をお借りすることだけでいっぱいいっぱいでした…
しばらくはアルバイトを掛け持ちで頑張って稼ぐつもりでしたが、
凄いスピード感で、夢が現実に近づいてきました。

続く…