最初に出会った農地の利用を白紙に戻され、頭の中も真っ白になりそうでしたが、翌日には妹と寒川町農政課に直接出向いて寒川町の「農振地」の地図をもらいました。

その地図をもとに農用地と言われるところを北の方から探し始めたのですが、ピンとくる感じが無くその日はお開きにしました。

横浜に帰宅してからもずっと地図とにらめっこしていたのですが、「ん？この白抜きのところは何だろう？」と気になり調べたところ、いわゆる農地区分の「青地」「白地」の区別で、ぽつぽつと少しだけ点在する白抜きの「白地」がやっぱり気になり、スキャナーで読み込んで、パソコンで拡大してプリントアウトしました。

「青地」は生産性の高い優良農地とされ農地転用は不可。「白地」は調査によっては転用の可能性があることを知り、「転用できれば駐車場なり休憩施設が設置できるかもしれない」とかすかな希望を持ち、今度は母を誘ってドライブがてら気になる個所をいくつか確認しました。

「白地」の場所は生産性が低いとされるだけあって、荒れているところが多かったのですが…県道から近く、電信柱も近い、当時は草ボウボウの農地が気になりました。

周りをウロウロしていたら、農道挟んだ田圃作業の方から「調査に来たのかな？」と声をかけられ、いろいろお話を聞いたところ、お借りできる余地があるかも知れないと予感を感じました。

この日は忘れもしない土曜日でしたので、役場がお休みなのがじれったく、せっかちな私は帰宅してからメールを送り、月曜日を待ちました。

続く…